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ウエスタン・リーグのサーパス戦(9日ナゴヤ球場)で、中里が4番手で登板した。3日に出場選手登録を抹消後の初登板。MAX149キロを計測するなど2イニングを1安打無失点に抑え、3三振を奪った。(中日スポーツ9月10日紙面より)
この紙面に紹介されている、中里選手の投球ホームを観て、とても驚いた。
これほど、肩の関節が柔軟で、肩胛骨が剥がれている選手の写真を今まで、見たことがない。
肩関節は大きく後ろに、弓なりにしなり、肩胛骨も剥がれて後ろに移動している。
肩の関節と肩胛骨の大いなる「しなり」からくりだされる、「球」の威力は、腕力(筋力)をはるかに上回るがごとく、球威のある投球を生み出す。
この天性の柔軟性に加えて、俊敏な身体能力が、球にスピードを与えている。
ただ、残念なことに、きわめて柔軟な関節を支える筋力が、やや弱いために、不遇な身体の故障を次から次に、誘発してしまうのだろう。
下半身の重心の位置も気になるところである。
左足に、常に重心が置かれている。それも、重心の落下点が、理想とする位置よりもやや、後ろ外側にずれている。
下半身の重心を安定させる取り組みと、柔軟な関節の可動域を保ちつつ、筋力の地道なトレーニングを積み重ねることで、今後の活躍が期待できる選手だ。
肩関節の柔軟性と、肩胛骨がきちんと剥がれた状態に自信を持って、より一層の活躍を期待したい。
出来ることなら、日之本元極の「清昇濁降」で下黄庭に重心を定めたり、「天のまなみ」を毎日の練習時に使い、身体に疲れを溜めないようにして、筋力アップをすることである。
しかし、求められるのは、硬い強靱な筋肉ではなく、柔らかくて、しなやかな筋肉が必要なのである。
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